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この街の象徴、S.Maria Del Fiore大聖堂(ドゥオーモ)によく表われているように、この街には軽やかな華やかさがあります。その垢抜けた雰囲気は、一週間近くローマを歩き回って遺跡と教会の重苦しさに参りぎみの体には、とりわけ心地良く感じられたものでした。 徒歩を基本とした人間的スケールと歴史を感じさせる街並を維持しながらも、商業施設やオフィスといった新しい要素にも生気がある。古いものと新しいものとのバランスが丁度良く、カビ臭さがありません。ドゥオーモ、ウッフィツィ、ポンテ・ヴェッキオといった過去の魅力に終始せず、しっかりといまを生きている、若々しさを感じさせる街なのです。 |
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フィレンツェ・サンタ・マリア・ノヴェッラ駅。電車を降り駅を出ると正面にサンタ・マリア・ノヴェッラ教会。写真の芝生は駅前広場だそうですが、はっきり言ってこんなスペースは要りません。要改善。 | ||||||||||||||||||||||
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以下、視線と足の向くままに。ドゥオーモ〜レプッブリカ広場〜シニョリーナ広場〜ウッフィツィ〜アルノ川〜ピッティ宮。 | ||||||||||||||||||||||
フィレンツェのシンボル、S.Maria Del Fiore大聖堂。この建物がフィレンツェという街とそこに住む人々に与えて来たであろう影響力(とりわけ自己イメージ、アイデンティティへの)の大きさは想像に難くない。 | ||||||||||||||||||||||
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街を歩いていると、突如として現れる超現実。言葉を失わざるを得ません。 | ||||||||||||||||||||||
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フィレンツェのシンボル、S.MariaDelFiore大聖堂。この建物がフィレンツェという街とそこに住む人々に与えて来たであろう影響力(とりわけ自己イメージ、アイデンティティへの)の大きさは想像に難くない。 | ||||||||||||||||||||||
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レプッブリカ(共和国)広場:なかなか大きな広場ですが、やはり街路がその面積の多くを占め、取り囲む建物にはポルティコがあります。良い広場にまずもって必要なのは、無駄なスペースや芝生や緑地といったものではないということが良く分かります。この広場について、個人的に特に印象的だったのはメリーゴーランド。それについて、後にサン・ジミニャーノで出会った年輩の旅行者と交わした会話でした。彼曰く、フィレンツェのレプッブリカ広場に小さなメリーゴーランドがあったけど、なにも目を見張るような凄いアトラクションがなくたって、あれで充分楽しいんだよね。サン・ジミニャーノでは街の人たちの手でクリスマスの飾り付けが準備されている最中で、それは本当に地味で簡素なものだったのですが、それはそれでとても素敵な営みに感じられたのです。サン・ジミニャーノの夜。老夫婦が散歩をしていました。街には季節を感じさせるちょっとした飾り付け。家々のちょっとした飾り付け、みんなで準備した広場の電飾。なにも派手にやらなくても、いや派手にやるよりも何倍も素敵だったよね、とそんなことを語り合ったものでした。 | ||||||||||||||||||||||
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ヴェッキオ宮の塔(94m)に導かれてシニョリーナ広場へ。シニョリーア広場はフィレンツェの行政の中心地。広場を構成するメインの建物、ヴェッキオ宮(Palazzo Vecchio)は、かつてのフィレンツェ共和国政庁。ヴェッキオ宮に正対して右側には、彫刻ギャラリーとなっているロッジア・ディ・ランツィ。そもそもは14世紀に雨除けのある集会所として建設されたもの。 | ||||||||||||||||||||||
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下写真:ヴェッキオ宮 右写真:ダヴィデ像とネプチューンの噴水、ゴンディ宮。 右下写真:ロッジア・ディ・ランツィ |
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シニョリーナ広場から、ヴェッキオ宮とロッジア・ディ・ランツィとの間を抜けるとそこはウッフィツィの懐です。そのまま自然と視線の向く方向に逆らずに歩いて行けば、アルノ川〜ポンテ・ヴェッキオ〜ピッティ宮と導かれてゆくことになります。 | ||||||||||||||||||||||
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ウッフィツィの懐。上左写真にてヴェッキオ宮との位置関係を確認のこと。街路であり建物の一部であり、広場でもある空間。レベル差、そしてポルティコは不可欠です。 少々薄暗いウッフィツィの懐を進み、光の中へと出て行くとそこはアルノ川。次に視線が捉えるものは、色彩に満ちた魅惑の橋、ポンテ・ヴェッキオです。 |
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アルノ川河畔、ウッフィツィから続く空中回廊がを支える柱廊を通ってポンテ・ヴェッキオへ。 | ||||||||||||||||||||||
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ピッティ宮(Palazzo Pitti) ルネッサンスの宮殿ですが、現在はパラティーナ美術館、銀器博物館などとなっています。 |
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街を歩いていて目に付くのは、建物に軒の出があること、防衛的なディテールもった建物が多いことである。
フィレンツェの街は、広さ、新旧、聖俗、貧富など、多くの点においてバランスが良くとれた街であり、今回のイタリア行で訪れた多くの街のなかで最も印象の良い街でした。権威的な建物もアカデミックな建物も超高級店も、街の中に自然に溶け込んで控えめに息づいているのです。 |
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