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ヴェネツィアのシンボル、サン・マルコ広場の主。エジプトのアレクサンドリアで殉教してこの地に運ばれた、聖マルコの遺体を祀るために創建(829年)された教会で、現在の建物は11世紀のもの。東方貿易の拠点に相応しいロマネスク・ヴィザンチン様式の建物となっています。 | ||||||||||||||||||
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この寺院はエキゾチックな外観がまず目を惹きますが、内部でこそ、まして素晴らしいものを見られます。内部の仕上はモザイクによる装飾なのですが、この装飾方法では、陰影(凸凹)の大きい彫り物で建築そのものを覆ってしまうタイプがそうであるのとは異なり、建築の構造そのものの凄みと美しさを損うことが最小限に抑えられています。モザイク(とりわけ黄金色を多用したモザイク)を纏った力強い建築構造が、小さな窓から差し込んだ光を受け止めて鈍く輝き、ただならぬ深遠さを漂わせているのです。 | ||||||||||||||||||
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こうした気の遠くなるほどに造り込まれた装飾は、ローマやバティカンで見られるものもここで見られるようなモザイクも、等しく宗教的な情熱によるものなのでしょう。信仰を表現したいという賞賛されるべき衝動の継続が、建築の表面を最高水準の工芸品で覆い尽くすことを可能ならしめたことでしょう。ところが、ローマやバティカンのケースでは、そのことがかえって教会を美から遠ざけてしまう結果になったのは、皮肉と言うほかはありません。 | |||||||||||||||||
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昼なお暗い巨大空間に金の装飾。 | |||||||||||||||||
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上写真:寺院内部、上階(現在は展示室となっている)およびバルコニーへの階段。 | ||||||||||||||||||
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上左写真:寺院のバルコニーから見るサン・マルコ広場。 上右写真:寺院正面を飾る青銅製の4頭の馬は、コンスタンチノーブルから持ち帰った第4次十字軍の戦利品(レプリカ、本物は内部に展示)。 |
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