Hotel Casanova (2004/11/28)
出会った旅行者らの話では、治安が良くない地域とのことでしたが、値段が安く駅からも近いので、行ってみることに。ガイドブックには小さくて静かな広場に面した入口とありましたが、悪く言えば、ゴミが散乱する路地の奥のどん詰まり。
ガイドブックには小さくて静かな広場に面した〜とありますが、悪く言えば、ゴミが散乱する路地の奥のどん詰まり。とは言え、部屋は改装したてでベットはダブル、シャワー、トイレ、テレビに冷蔵庫。値段は35ユーロとガイドブックに載っていた昨年の値段とは異なりますが、どこでも値上がりしていたので、妥当な線と思われます。
左写真の道路の手前が上写真。子供達が段ボール箱をゴールに見立ててサッカーをしています。路上で子供がのびのびと遊んでいる、という光景を目にしたのは結局ナポリだけでした。時間帯によっては大人もこのサッカーに参加しています。ホテルの隣は小さな鉄工所。このあたりはどうも黒人街のようでした。
下写真:こちらは表通りに面した入口。ガイドブックの言う小さな広場とはこちらの中庭のことでしょうか? 私が着いた日は通りに面した扉が閉じており、入口を見つけるのはなかなかに骨が折れました。
お湯の出は充分だし、スーパーでハムやチーズやワインを買い込む身に冷蔵庫は有り難い。シャワールームはトラップの水が洩れているらしく、放っておくと凄まじい匂いになりますが、換気扇を回しておけば大丈夫。塗り立ての天井には雨漏りの跡がありますが、大雨さえ降らなければ問題はないでしょう。それよりもコートを掛けるところがなかったり、部屋にもシャワールームにもタオル掛けがなかったり、洗面台に歯磨や整髪料を置ける棚がなかったり、シャワ―のそばに石鹸置きがなかったり、といった細かいことの方が問題です。重箱の隅を突くような話に聞こえるかも知れませんが、こうした配慮は実に大切で、そこが押えられていないというのは想像以上に不便を感じるものでした。とは言え、またナポリに来たらここに泊まると思います。それから気になったのはタイルの目地。イタリアに来てからこれまでに目にしたタイルの目地幅は、たいてい1mm程度だったのですが、ここでは3〜4mm程度、日本と同じくらいの幅がとられていました。なにか理由があるのでしょうか。