Santa Maria delle Grazie
ダ・ヴィンチの『最後の晩餐(Cenacolo Vinciano)』があることで有名なサンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会。『最後の晩餐』は堂内ではなく食堂にあるのですが、やはりダ・ヴィンチというブランドがメディアに載って及ぼして来た力は巨大なものであると実感させられます。自分の感覚よりもメディアを信用する人は別として、わざわざこれを目当てにミラノに来る人は報われないことでしょう。見学は予約制ということは知っていたましたが、試しに行ってみるとやはり今週末はSold out。電話で予約して来週以降に申し込めと言う。雑談に夢中の係員に取りつくシマもないかと思いながらも食い下がると、30分後にキャンセルがあるかも知れないからもう一度来てみろとのこと。教会内で時間を潰して少し早めに戻ってみると、相変わらずチケットを持たない人が追い帰されている。キャンセル待ちの案内などは一切なし。ここのスタッフにはわざわざ見に来た人々に報いようという姿勢がまるでありません。結局、この時キャンセル待ちをしていたのは私を含めて二人だけ。まだあと10人位は見学できたはずでした。