Pasar Jimbaran(ジンバラン市場)
ダラライ国際空港近くの街、ジンバラン。ジンバラン湾を望むリゾートエリアとして発展しつつあるものの、まだまだ素朴でマイペース。時期的なものもあるのでしょうが、街でも市場でも観光客の姿はまず見かけませんでした。この市場は、街の規模相応といった小規模なものですが、近くの海岸沿いにはPasar Ikan(魚市場)と呼ばれる別の市場が有り、ジンバラン湾から水揚げされる海産物と青果が集まりまます。
街道沿いの一角、上写真の右側(左側はPura Ulun Swi寺院)がジンバラン市場。大きく枝を張った木が上手い具合に日陰をつくり出しており、店鋪を持たない人々が陣取って商売をする場所となっています。
下写真は上写真と同じ木陰。市場では一日中ずっと同じ人が店を護っているというばかりではなく、時間帯によって様々な表情を見せるエリアがあります。下右写真はフルーツとドリンクの屋台。
商売に必要なのは、通路に面した日陰雨除けがなされた少しのスペース、ただそれだけ。逆に必要でないものの代表は間仕切り壁。このことはこの市場に限らず、他国も含めた多くの市場に共通しています。
建物の内部。大屋根の下、仕切壁はなく柱間に仮設的な店鋪が細かく並んでいます。衣料品や雑貨、加工食品等が多く、生鮮食料品はほとんどありません。活気があるのはやはり午前中で、午後には上写真のように閑散としてしまいます。
建物の奥には祭壇があります。祭壇を手入れし、お供物を捧げることは、この場所に限らずバリの人々の大切な日課となっている様子です。
閑散とした午後の様子。